はじめまして。
「リンパ浮腫ケア ルーナ」の山口と申します。
看護師として病院や在宅看護に従事してきました。
リンパ浮腫を知ったのは、乳がん末期の患者様との出会いです。
がんを切除し、それだけでも大変な事なのに、リンパ浮腫とも戦っていました。
最期、旦那様から「妻が、昔よく着ていたこの服で帰りたい」と白いワンピースを渡されました。
ですが、リンパ浮腫のある腕はワンピースの袖が入らず、背中のファスナーを閉める事も出来ませんでした。
旦那様はそれでも「ありがとうございました。きっと喜んでいます」と言って下さいました。
何もしてあげられなかった自分・・・
その事がリンパ浮腫を学ぼうと思ったきっかけです。
がんを切除して、がんは良くなっても、その後の事まではフォローがない。
リンパ浮腫に対して、さらっとしか説明されていないために、リンパ浮腫を発症してしまった患者様は身体的な機能、美容的な事による精神的な不安や苦悩を感じていると思います。
リンパ浮腫で悩んでいる方と、一緒に向き合いたい。
一緒に喜び、悔しい時は一緒に泣いてしまうかもしれないけれど(最近、涙もろい)
頑張って生きてきたからこそ、これからは、ゆるりと生きていくことをお手伝いしたい。
ルーナはラテン語で月を意味します。
暗闇から足元を照らす月のような存在でありたい。
そんな思いで「リンパ浮腫ケア ルーナ」を立ち上げました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。